ドラゴン桜 東大合格をつかむ言葉161講談社 刊
発売日 2005-08-19
オススメ度:★★★
立場によって評価は異なる 2006-10-05
マンガやドラマでお馴染みになった「ドラゴン桜」から,161のメッセージを抜粋したもの.受験テクニックや勉強方法が書いてあるわけではなく,受験に臨む心構えが書かれている.いや,なぜ東大を目指さないといけないのかが書かれているというべきか.高校生が,あるいは社会人や学生も含めて一般の読者が読んで,「なるほどね」,「そうだよね」,と頷けるメッセージも多いと思う.もちろん,この本を読まなくたって,そんなことは十分承知しているという人も多いだろう.それだから,その人の立場によって,評価も分かれるはず.少なくとも,この本を読んで「勉強頑張るぞ!」という気になれたら,その人にとっては,この本を大変価値あることになる.一方,いい年の大人が感激しているようでは困ると思うが...
1頁に数行のメッセージが書いてあるだけなので,アッという間に読める.補足すると,「ドラゴン桜」に出てくるメッセージだけでなく,著名人の言葉も161掲載されている.こちらの方が面白いという人も少なくないだろう.
そこらの自己啓発本より数段いい 2005-09-11
マンガのヒットとドラマ化に便乗した本だと思われても仕方がないとは思うが、実際の中身は非常に濃く、そこらの自己啓発本なんかより数段いい。(まあ、マンガの中のセリフがいいということではあるが)
マンガを読まずにこの本だけを読んでも、メンタルな意味、つまり、やる気という意味において東大合格はかなり近づくのではないだろうか。受験生、そして一般の社会人でさえも、この本を自己啓発バイブルとして身近においておくのもいいと思えてしまう。
しかし、そのことばをより深く知るため、より心に刻むためにはマンガかドラマに一度は接した方がいいだろう。やはり具体的シーン、イメージをもってしてそのことばを認識する方が理解度の深さにおいては数段上だ。
「ドラゴン桜」は今だけの一過性の社会現象なのかもしれないが、この本で今の人生をより良い方向に変えようと思う人たちが増えればそれだけで、この本の存在意義は大いにある。私もそう思った一人だ。悲しいかな、私の大学受験のときにあれば・・・。
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