エンゼルバンク 2―ドラゴン桜外伝 (モーニングKC)三田 紀房
講談社 刊
発売日 2008-04-23
オススメ度:★★★★
ビジネス書的 2009-07-27
第1巻よりも一層ビジネス書的な要素が強まった。
気に入ったセリフ。
「会社の利益のために働くんじゃない
自分個人の満足感を得るためだけに働く
これが働くということの正しい意味」
こう言い切ってみたいな。
有名な企業がおすすめか? 2008-06-15
前巻に続き転職指南。一時期より景気が盛り返し、各企業が新卒、中途と社員を募集していて門戸が広いと思いがち、安易に転職を考える就職氷河期時代の25〜30歳にお勧めの今巻。転職を考える前に果たして今自分が働いている会社・職場のことをよく理解していますか?隣の芝生は青く見えるもの、そして目立つ企業の10年後を見据えていますか?数年前はよく目にしたCM「バッドウィル」「1H1」等の企業は今どうなっていますか?目立つことが企業のチカラではありません。本当にチカラのある企業とは・・・。読んでください。あなたが安心して転職できますように、そして、転職しないと言う選択肢もあります。薦めます、転職斡旋企業が安易な転職を薦めず、顧客の信頼、自己の判断・利益で動く、と言う意識も勉強になります。駄文失礼。
転職の厳しさを知る巻 2008-05-02
第1巻は、井野の転職コンサルタントとしての試行錯誤がルポされたが、本巻では、前巻に引き続き 20代の鶏肉商社に勤める男性、それに加えて、一流商社に勤める30代の総合職(元一般職)女性、50代の中年技術者の転職を追う。
転職斡旋会社はあまたあるが、本人の希望を聞いて紹介する企業をリストしていては、どの会社も同じようなリストになってしまう。その中で独自性を出すためにはどうすればよいか。
よいエージェントとは、「顧客の意表を衝ける人。相手の意見を無視し大胆に提案できる人」との海老沢の言葉に井野も「逆バリ」の意味を身をもって知る。
一方、転職を希望する人は、自分の勤めている会社の優良性を実はよく認識していないという指摘も重要なポイント。
ドラゴン桜でも再三強調されたが、やはり「知る」ということは「選択」を行う際には重要な鍵である。
最後のストーリーでは、転職希望者を3分類しているのがおもしろい。
優秀でどこにでも転職し活躍できる人と優秀でないので転職しない方がいい人はわかるが、その間にあるカテゴリーは「企業内特殊熟練を持つ人」。
つまり、誰に聞けばいいかという情報とネットワークで仕事をするため、その組織でないと活躍できない人のことである(これをBパターンと言っている)。
このBパターンの人は、他社では、今働いている会社でほど活躍できない可能性が高いとのことである。
だからコンピテンシー面接が大事と話が繋がりそうな気がする。
なお、桜木の謎の女性秘書の南さんの正体はこの巻でも明かされない。
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