小説 ドラゴン桜 カリスマ教師集結篇 (X文庫スペシャル)三田 紀房 /里見 蘭
講談社 刊
発売日 2006-03-15
オススメ度:★★★★
漫画版は少ししか読んだことがありませんが・・・。 2009-09-02
個人的には小説版の方がおもしろいと感じました。
『カリスマ教師終結篇』は、
「合宿のスタート」から、
「理科教師・阿院修太郎登場」までが描かれています。
物語に勉強のための知識を上手く織り交ぜており、
とてもバランスよく仕上がっている印象です。
自己啓発系の本には、
物語に教訓や知識などを織り交ぜているものは多くありますが、
比べてみればこの作品のバランスの良さがよくわかります。
個人的には、
文章に少し“硬さ”を感じるような気がしますが、
上手い方だと思います。
(文章の専門家でもなんでもないので、あくまで個人的な感想です。)
物語のおもしろさはそれほどでもないですが、
全体のバランスの良さなどを評価し、
星5つとさせていただきました。
里見蘭の筆力はなかなかのもの 2008-02-08
小説版も1巻につづいてこの2巻も又、ほぼ一気に読み終える程読み易い。この2巻では英語教師川口と国語教師芥山の名講義がハイライト。う〜ん、確かに上手いわ。この小説版では井野真々子の私生活(?)、桜木との過去の肉体関係や教え子の卒業生の登場が少々ウザイ。青春熱血より受験マニュアル面を期待している方面には微妙な展開も含まれている。でも書き手の筆力が中々のものなので、そこそこ感動はする。井野が辞意を固めた後、卒業生たちに校門で迎えられた場面には思わずほろりとなってしまった。
諸事情により原作の漫画版はどうもという向き(あ!俺か、、)には、この小説版お薦めである。
『特進クラス始動篇』の方が面白かったな。 2006-11-18
星3.5個。
学校経営に苦しむ桜木の苦悩を描いた部分が多くなったことや、他にも強烈なキャラが登場したことが影響していると思うが、
第一弾の『特進クラス始動篇』ほど心に響く桜木の名言が少ないのが物足りない。
著者が原作を大事にしながら小説化しようとしている姿勢はよくわかるので、2作目の『カリスマ教師終結篇』が
『特進クラス始動篇』に比べてトーンダウンしたなと感じるのは原作の流れとも大きくかかわるとは思うのだが、
読んでいてまどろっこしいと感じたところが多かったのも事実。
この原因は第1弾で既に描かれた物語や登場人物の心理状況などを
ところどころ繰り返し回顧しているせいだと思う。
第2弾から読み始める読者は稀であろうことを考えると、第1弾を読んでいれば当然わかるはずの事柄については、
もっとさらっと進めた方がファンにとっては親しみやすいと思う。
ただ第3弾に向けて期待は感じた。
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