マネーの拳 2 (ビッグコミックス)三田 紀房
小学館 刊
発売日 2005-10-28
オススメ度:★★★★
ベンチャーって全然順風満帆じゃない 2008-04-08
買い取った縫製工場がいきなりピンチ。そこを花岡はきわどく乗り切っていく。
アパレル産業を塚原が評価したのは意外。
その理由は、「ものを作って売るのが商売の基本(製販直結がさらによいということのようだ)」だからだ。
また、「肝心なのは人が作って欲しいというものを売れるかどうか」だそうだ。
コアな商品がないのにブランドは成立しないという話と繋がる。
食い込もうとした市場には、大企業をバックに立ちはだかる女性担当者がいる。
しかし、大企業とはいえ、損して得取れの商社ウーマンにこんな人いるかなぁ?
また、塚原は、「商売は恋愛と同じ。相手を自分に惚れさせたら勝ち。
自分が惚れたら、平常心を失い、ガードも甘くなる」と言っているが、これは普通のビジネス全般に当てはまるだろう。
女性陣の顔がみな同じ 2007-11-27
井川、佐伯、ヨーコ、3人の顔がみな同じに見える。
個性を持たせて下さいな。
男性陣はうまいのに・・・
でも現代日本女性の顔はみなこんな顔してるような気もする。
マンガはストーリーが一番大切でこのコミックはおもしろいからいいや、
そんなことは気にしない気にしない。
それにしても今後ケンはどのように会社を成長していくのか・・・
乞うご期待。マンガカフェで読んで見たらいかがでしょうか?
扱い辛い従業員こそ、最強の戦力かもしれない。経営者の手腕次第で障害にも武器にもなる。 2007-05-26
ケンの買い取った縫製工場は、ミシンも機械も売り払われ、もぬけの殻。アパレル関係の仕事は中国にやられてしまい、超不景気。若い人もやりたがらないという。ケンはそこにビジネスチャンスを見出し、向かいのプリント工場も買取り、Tシャツを受注する。
しかし早速、従業員に問題発生。古株ヤエコを中心にストライキを起こす。Tシャツを作るためには、量産前の段階で発注先にサンプルを見せてGOサインをもらわなければならない。サンプルを作れるのはヤエコだけ。ケンはヤエコ説得に乗り出す。優秀な社員ほど我がままなことは多い。そういう社員は認めてやり、責任を与えてあげれば強力な戦力になることがある。ケンは、ヤエコがTシャツ作りに関しては最高の技術者であることを認めることで、ヤエコにTシャツを作ってもらう。
ヤエコのように自分の仕事に誇りを持つ人間もいれば、逆の人間もいる。ケンが格闘技のイベントでTシャツを販売したいと持ちかけた相手、一ツ橋物産の井川が、まさにそういう人間。井川は、こんなイベントで売るTシャツなんてどうでもよい、と考えていた。ケンはいろいろ提案するが、仕事が増えるのを嫌う井川に全く相手にされない。そこで、井川を怒らせて取引きに引きずり込む作戦を立てる。井川は法外な要求をふっかけてくるが、それを飲めば、とりあえずイベントに参加することができる。ケンは赤字覚悟でその条件を受け入れる。
商売は理屈。しかしきっかけは感情。最初は好きか嫌いかだけで取引きが始まることも多い。ビジネスには時には理屈を超えた強引な手が必要ってことですね。なかなか深い。
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