透明アクセル(1) (イブニングKC)
三田 紀房
講談社 刊
発売日 2010-02-23
ビッグビジネスは絵空事から 2010-03-20
三田紀房氏も本当に多作。フィギュアスケートのトップ選手を競艇選手へと、いきなり現実離れしたテーマで読み始めは冷やかな印象を抱いていたが、「ビッグビジネスは全て絵空事から始まる」、社会を動かす壮大な「戦略PR」というビジネスの醍醐味に引き込まれた。確かに世の中をアッというわせるような大きな仕掛けやビジネスは、私のような凡人が冷やかに思うようなところから始まるのかもしれない。主人公の成長過程にも胸が熱くなる。
三田紀房さんらしい作品 2010-03-03
ハッキリ言って、つまらないと思って購入。
競艇、新入社員・・・。
どれも自分とは縁が遠かった。
しかし、おもしろかった。
なぜか・・・。
ストーリーの展開の仕方はさすがです。
それだけなく、思わずメモを取りたくなる箇所が多く存在したからです。
例えば、女性の収入別ランキング。
上位に医者、教師、看護師、薬剤師などが挙がっています。
三田さんらしく、事前にいろいろリサーチしています。
考え抜かれていることがよく伝わってきます。
「マネーの拳」「銀のアンカー」が急に終わった感があったので、この作品に感謝です。
読むと働きたくなる、迷える社会人の為の人生指南書 2010-03-01
演歌界の大御所・塙竜太郎を父に持つ、大手広告代理店「天博堂」営業勤務の青木智也は、父親のコネで無理やり入社させられた広告代理店に嫌気が差していた。それも、人見知りなのに営業所属で、上司はヒステリックなおばはん(笑)。しかも、担当が全く興味のない競艇であった。そんなある日、上司の宮本律子は、フィギュアスケート選手である浅村真由奈を競艇選手に転向させることを提案。マスコミや世間の話題を競艇一色にし、そのブームの仕掛け人となることを画策するが……。
良いものが売れる時代は終わり、売るための技術がヒットを作っている現在。あなたが買ったのか、それとも買わされているのか。知らないと損をする広告代理店の裏側を、三田紀房が描く!
追伸:巻末にて、『戦略PR』の著者・本田哲也さんのコメントが掲載されているので、必読です!
さらに詳しい情報はコチラ≫[4回]
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